ナヌムの家に行ってきました。
結構前のことになってしまいました…。
写真もどの程度載せて良いものか分からないので、簡単に紹介します。
実際に行ってみて感じたことも少しだけ。
そもそも「ナヌムの家」って何?
簡単に言うと、元慰安婦の女性たちが共同生活している老人ホームのようなところです。
慰安婦に関する情報をまとめた歴史館が併設されています。
そんなに広い施設ではないのですが、かなり見応えがありました。
ようす
外
入口にある看板です。
日本軍「慰安婦」歴史館―日本軍「慰安婦」被害者おばあさんの住まいナヌムの家と書いてあります。
入口を入ると、胸像群が現れます。
既に亡くなった方たちです。
本当に入ってすぐに見えてくるので、すこしびっくりしました。
敷地の奥の方にはその他にも慰安婦をモチーフにしたオブジェがいくつか建てられていました。
お墓もありました。
これは、おばあさんたちへのメッセージが書かれたちょうちょのカードです。
修学旅行や社会科見学で訪問したのかな?というような内容のものが多かったです。
日本語のものもありました。
歴史館
歴史館の中の写真も撮ったのですが、何せ中なので写真は無しで…。
慰安婦に関連する展示物、日本軍慰安所マップ、実際の慰安所の様子が再現されたコーナーなどがありました。
歴史館というだけあって、慰安婦の歴史が分かりやすく詳しくまとめられていました。
いろいろなところから送られてきた千羽鶴やメッセージなども展示されていました。
そんなに大きい建物ではないのですが、かなり見応えがありました。
日本語表示も充実していました。
出口付近にはちょっとしたお土産コーナーと、協賛・寄付してくれた人たちの名前が展示されていました。
有名人の名前もありましたよ!
追悼館
建物の名前間違えていたら申し訳ないのですが…。
歴史館以外にもうひとつ展示が見られる建物がありました。
こちらには、遺品と絵が展示されていました。
ひとりひとりブースがあって、その方の紹介文と点数は多くないのですがその人の遺品が展示されていました。
遺品の中には日本人形もあったりして、記憶に残っています。
絵は、慰安婦関連のものでまとめられていました。
「慰安婦に関連しない、自由に描いたものも見られれば良いのにな~…」と思いました。
また、おばあさんたちの手形足形の展示もありました。
まとめられていたので、かなり迫力がありました。
「こうやって生の記録を残す方法もあるのか~」とそちらに関心した記憶があります。
行ってみての感想
ここまで読んでくださった方の中には、私が慰安婦に関してどんな意見を持っているのか、なぜ訪問したのか、気になっている人もいるかもしれません。
慰安婦に関しては、戦時下性暴力という問題として捉えると到底許されるものではないと思っています。
私自身女ですので、展示を女として見ていましたし、歴史館を訪れて辛くなりました。
この訪問で「慰安婦問題をもっと知りたい、いろんな観点からの意見を聞いてみたい」と思うようになりました。
この訪問の際に、慰安婦だったというおばあさんのお話を聞いたり、ドキュメンタリー映像を見たりもしました。
訪問前には話題になっていた映画『主戦場』も見ました。
ナヌムの家に訪問したことは、貴重な経験だったと思います。
ただ、この施設は異様でした。
老人ホーム、おばあさんたちの拠りどころと言うより、「歴史館」としての機能があまりにも前面に出ていました。
老人ホームに歴史館が付属しているというより、歴史館におばあさんの生が付属しているような、そんな感じがしました。
一緒に行った学生たちに私のような感覚を抱いた人はいなかったみたいなのですが…。
アクセスが悪いのでなかなか行けるところではありませんが、関心のある方は機会があれば一度行かれてもよいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。